ウエスティ ストリート
 
犬好きのひとりごと
 


エミリー・ウングワレー展

やっと行って来ました。
展示期間2ケ月、この28日でおしまいです。

抽象画が好きなわけでなく、
エミリーおばあさんの経歴と
力強い絵に惹かれて、
行きたいと思っていました。

80才ちょっと前に画家となり、
その後亡くなる8年間に3000点以上を描いたそう。

行って詳しい経歴を知ると、
突然画家になったのではなく
長年、アボリジニ族の儀礼のボディペインティングを
施す役についていたり、
バティック(ろうけつ染め)の制作に
携わっていたという下地があって、

カンヴァスにアクリル絵の具で絵を描き始めたのが
80才前ということでした。

生まれた年も正確ではなく、作品も「無題」が多く、
バティックを作る時と同じように
地面にカンヴァスを置いて描いたので
絵の中に犬の足跡がある、とか、
そんなことも全て惹かれることでした。

全ての絵が、生まれ育った土地への礼賛のようでした。

会場で流していた
エミリーおばあさんが描いてるビデオを見ましたら
抑揚のある呪文のような歌を
口ずさみながら軽快に筆を運んでいました。

持てる乏しい力を写実にそそいでいる私、
エミリーおばあさんのおおらかな絵には刺激と激励を
もらいました。






7月15日(火)12:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | もろもろ | 管理

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